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乳腺の病気


ここでは代表的な乳腺の病気をご紹介いたします。
病気の症状、病気の説明、治療方法をご紹介いたしますが、少しでも気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

乳がん

症状
  • 乳房にしこりがある。
  • 乳頭からの分泌物(血が混じる・茶褐色)。
  • 手を上げると乳房の皮膚にへこみ、ひきつれができる。
  • 乳頭の湿疹・ただれ・びらん。
  • わきの下にしこりがある。(リンパ節が硬く触れる)

※上記に当てはまるものが、必ずしも乳がんとは限りません。

病気の説明 乳がんは、乳管や小葉の細胞から発生します。 最初は乳管や小葉の中にとどまっています。
次第に乳管や小葉の壁を破って乳管の外に広がり、周囲の健康な組織を破壊するようになります。
このようながんを総称して浸潤がんと言います。
浸潤がんになると、がん細胞が乳房内の静脈やリンパ管に入り、
乳房以外の臓器に運ばれて、そこで新しい病巣をつくる能力を持ちます。
これを転移といいます。
治療方法 乳がんの進行の度合いにより、治療方法が異なりますが、
原則的には手術、放射線療法、化学療法、ホルモン療法などを行います。
がんが小さい早期の場合は、乳房のみならず、わきの下のリンパ節も温存することが可能です。
しかし、がんが大きくなってくると、乳房切除とわきの下のリンパ節を取り除く手術を必要とすることが多くなります。
また、手術の前に放射線療法や化学療法を行うこともあります。

乳腺症(にゅうせんしょう)

症状 自覚症状は、痛み・しこり・張る感じ・乳頭分泌など多彩。
但し、生理前に症状が強くなることが多く、変動的。
原因は卵巣からでる女性ホルモンが相対的に過剰のためと考えられている。
病気の説明 多彩な症状で、最近は病気というより、年齢と共にホルモン環境が変わることによる体の変化と位置づけられているが、
好発年齢が30代から50代のいわゆる更年期の年代、乳がんの発生率が高い年齢に一致するので乳がんとの鑑別が重要。
治療方法 通常は経過観察。痛みなどの症状が強い時はホルモン剤を投与することがある。

乳腺繊維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)
症状 自覚症状はしこり。丸くて、押すと弾力のあるしこりを触れる。時には痛みを伴う。
病気の説明 好発年齢が10代から20代。大きくなるまで気づかず過ごすこともあるが、
良性腫瘍なので、基本的に小さなものは経過観察でよい。
よく似た腫瘍に葉状腫瘍があるが、悪性のものは増殖が早く、発生年齢が30代以降に多い。
治療方法 通常は経過観察で良いが、大きいもの、あるいは大きくなってくるものは手術による摘出をする。

乳腺嚢胞(にゅうせんのうほう)
症状 自覚症状はしこり。偶然に超音波検査でみつかることが多い。
丸くて、押すとやや軟らかい感じのしこりを触れる。乳腺症の一部のものは全く心配ない。
乳頭分泌を伴うこともある。
病気の説明 乳腺細胞は分泌機能を持っており、分泌物が貯留してできる。
授乳期にミルクが貯まったものはミルク嚢胞と呼ばれる。
超音波検査で単純な嚢胞であれば経過観察、あるいは針で穿刺して内容を吸引すれば消失する。
稀に、嚢胞壁に癌ができているものがある(嚢胞内癌と呼ばれる)。
嚢胞内に液体以外のものが見えれば穿刺して細胞検査をおこなう。
治療方法 小さなものは経過観察。大きいものは穿刺吸引。

乳管内乳頭腫(にゅうかんないにゅうとうしゅ)
症状 自覚症状は乳頭からの分泌。血液が混じっている(赤やこげ茶色)ことも多い。
病気の説明 乳管の中で、乳管細胞が増殖してできる乳頭状の形をした良性腫瘍だが、前癌状態と考えられる。
通常のマンモグラフィーや超音波検査でははっきり分からないことが多い。
乳管造影・乳管内視鏡検査で病変を見つけることができるが、
乳管内に留まる初期の乳がんとの鑑別は組織を調べないと分らない。
治療方法 基本的に、存在が疑われたら組織検査をした方が良い。

乳腺炎(にゅうせんえん)
症状 自覚症状は乳房の腫れ、痛み、発熱、乳房皮膚の発赤など炎症症状が主体。
病気の説明 授乳期に多い。乳頭からの細菌の侵入によって起こる。
乳腺内に膿が溜まって乳腺膿瘍になった場合は切開して膿を出さなければならないことが多い。
治療方法 早期であれば、抗生剤・断乳・搾乳・冷庵法などの処置をおこなえば良くなる。
乳汁うっ滞がひどい場合は、薬によって乳汁分泌を止める。また、膿が溜まってしまえば切開する。


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